拡散接合

材料間の原子相互拡散により異種金属を接合

弊社は銅・銅合金鋳造品の加工のため溶接を行っていましたが、昭和60年(1985)九州工業大学や北九州工業試験場(現在の福岡県工業技術センター)と合同で拡散接合機を開発しました。

[1]中空部品ができる[2]変形が少なく精密部品ができる[3]何種類もの金属を重ねて積層接合ができる-などが製品の特徴です。製造過程では比較的小さな力で済むことが特徴です。

現有の拡散接合機は計3台で、最大で縦横1.3m×2.3m 高さ80cmのものがあります。各種金属(合金)の接合に取り組んでおり、銅・チタン・鋼・ステンレス鋼・工具鋼・ニッケル・コバルト・アルミの8種でみると、銅とコバルト、チタンとコバルト、アルミとコバルトの3種の組み合わせを除く25の組み合わせに成功しています。

メッキ用電極

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拡散接合とは

拡散接合とは、接合しようとする面を清浄化し、高真空あるいは不活性雰囲気にて材料を再結晶以上に加熱し、比較的小さな力で加圧し、材料間の原子相互拡散により接合する方法です。

拡散接合
拡散接合の特徴
  • 他の溶接では不可能な、異種金属の接合が可能です。
  • 中空部品の製造が可能です。
  • 接合による変形量が小さく、精密部品の接合が可能です。
  • 面接合であり積層も可能です。
適用例

表に○で示す材料の組み合わせは接合可能なものです。

※空欄の組み合わせについても、目下確認テスト中です。

チタン
チタン合金
銅・銅合金 ステンレス鋼 工具鋼
低合金鋼
ニッケル
ニッケル合金
コバルト合金 アルミ
チタン・チタン合金  
銅・銅合金  
ステンレス鋼
工具鋼
鋼・低合金鋼
ニッケル
ニッケル合金
コバルト合金      
アルミ  
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