金属鋳造の鋳型は今も昔も基本的には砂で作られます。冷却後、砂を取り除き製品を取り出します。内部に空洞がある複雑な鋳造品は、鋳造品と溶接の組み合わせで製造しています。
弊社製品の製鉄所高炉熱風吹き込み口(羽口)は一種の銅パイプで長さ80cm前後、直径約50~60cmの変形円錐形です。約1,200℃の熱風が羽口を通って高炉下部から炉内に吹き込まれます。炉内は約2,000℃以上。時には溶銑飛沫が当たる過酷な環境で羽口が機能する秘密は、羽口本体の内部に冷却水を流し、常に冷やしているからです。
羽口の水路は、スパイラル方式を採用しており、高流速で水を回し羽口先端を冷却しています。