マグネシウムは実用金属において最も軽く、比強度・比剛性、振動吸収性(減衰能)、切削性、リサイクル性に優れているため、環境負荷低減に向けた各種構造体の軽量化、振動・騒音の低減等、様々な分野において用途拡大が期待されています。
マグネシウム合金は非常に活性で燃えやすい性質ですが、「難燃性マグネシウム合金」は発火温度を200~300℃上昇させることで、この問題点を改良した画期的な軽金属材料です。
弊社では平成15年よりインゴットビレット等の素材、および鋳造製品の製造・販売を行っており、好評を博しております。
少量生産、テスト品など柔軟に対応しております。
- 最軽量
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マグネシウムは実用金属中最軽量であり、その比重はアルミニウムの約2/3、鋼の約1/4です。
- 難燃性
- 比強度、比剛性
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鋼やアルミニウムより比強度、比剛性に優れており、同じ要求仕様に対してより軽量な物が制作可能です。
- 振動吸収性
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実用金属中最大の振動吸収性(減衰性能)を有しており、輸送機器や機械の振動・騒音を抑えることができます。
- 切削性
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鋼やアルミニウムと比べて切削抵抗が小さく機械加工時間の短縮、工具寿命の延命が可能です。
- 耐熱・難燃性マグネシウム合金鋳造によるパワートレイン耐熱部材の開発
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本研究開発プロジェクトは平成21年度に経済産業省「戦略的基盤技術高度化支援事業」の採択を受け弊社を含む5機関の産学官連携により、自動車の燃費向上および振動・騒音の低減を目的に、パワートレイン部材へのマグネシウム合金の使用を目指すものです。
本開発では、効果な希土類を用いずに、安価で耐熱性・耐摩耗性に優れたマグネシウム合金の開発を行います。さらに、開発合金に最適化した形状設計技術、耐熱鋳造部材の製造技術およりリサイクル技術を確立して、次世代軽量耐熱部材の製造と実用化システムの構築を目指します。